無視すると大損する!?テールリスクとは何かわかりやすく解説

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こんにちは!当ブログのトレーディングコーチを務める「琴乃葉つむぎ」です!

今回は、市場から一発で退場してしまうような大きなリスクである「テールリスク」について一緒に勉強していきましょう!

琴乃葉つむぎ

テールリスクとは、「まず発生しないが、もし起きた場合には非常に大きな損害をもたらすリスク」のことです!

無視したくなるほど低確率だけど、もし発生してしまったら大損してしまうので、対策が必須な金融リスクのうちの一つです。

テールリスクのリスク軽減方法などについて勉強したい方は、記事を読み進めましょう!

目次

テールリスクとは?

テールリスクとは、自然災害や金融危機など、通常は考慮されないほど低い確率で発生するが、もし起きた場合には非常に大きな損害をもたらすようなリスクのことを指します。

2008年のリーマン・ショックが良い例です。多くの人がそのような大規模な金融危機が訪れるとは考えていませんでしたが、実際に発生したときには、世界中の市場が大混乱し、多くの投資家が大損しました。

このようなリスクは、統計的な確率分布の「テール」、つまり端の部分に現れるため、テールリスクと呼ばれます。

テールリスクの例

テールリスクの例としてよく引き合いに出されるのは、2008年のリーマン・ショックです。多くの市場参加者や専門家がそのような大規模な金融危機を予見していなかったため、その影響は壮絶でした。株価は急落し、多くの企業が破産し、世界中の経済が大打撃を受けました。

もう一つの例は、2020年の新型コロナウイルスのパンデミックです。この状況はほとんど誰もが予想外でしたが、世界中の株式市場は大きく下落し、経済活動も停滞しました。

これらの事例は、予測し難いが発生した場合には大きな損失をもたらす、つまり「テールリスク」の典型的な例です。

テールリスクは、通常の市場の波動や小さな不確実性ではなく、極端な状況において発生するリスクです。これを無視して投資すると、大きな損失を被る可能性があるので注意が必要ですよ。

テールリスクとリスク管理

テールリスクを考慮したリスク管理は非常に重要です。なぜなら、テールリスクは一度発生すると、通常のリスクに対する管理策では対応しきれないほど大きな影響をもたらすからです。

具体的なリスク管理の手法としては以下のようなものがあります

ダイバーシフィケーション(分散投資)

異なる資産クラスや地域、産業などに投資することで、特定のリスクに対する依存度を下げる。国債やゴールド、株式など様々な市場に分散投資することでリスクを抑えることができます。

ヘッジ

金融派生商品を使ってリスクをオフセットする。たとえば、オプション契約を用いて下落リスクから自分を守るなど。

資金の分割

金融危機によるカウンターパーティリスクや銀行破綻によるリスクを回避するため、全ての資金を一か所に集中させず、いくつかに分けることが有効です。こうすることで、一つの出来事で全てが失われるリスクを減らします。

ストップロスオーダー

あらかじめ損切りする価格を設定しておくことで、想定以上の大きな損失を防ぐことができます。

ストレステストとシナリオ分析

極端な市場環境でのポートフォリオの動きをシミュレーションし、それに対する対策を考える。戦略によってはテールリスクの発生を収益源とすることもできるでしょう。

琴乃葉つむぎ

テールリスクは対策しておくことで、ある程度リスクを軽減する事ができます。

最悪の事態が発生することを予め考慮しておけば、テールリスクが現れた場合でも、これらの手法は損失を最小限に抑える助けとなるでしょう。

ただし、テールリスクはその定義上予測が非常に難しく、完全に回避することはできない点を理解しておく必要があります。だからこそ、しっかりとしたリスク管理が不可欠なんです。

まとめ

テールリスクとは確率は低いものの、いざ発生すると壊滅的な損失を負ってしまうようなリスクのことでした。

「起こるはずがない」と思わずに、テールリスクと向き合い、しっかりとリスク管理する事が大切なんですね。

琴乃葉つむぎ

最悪の事態を想定した投資をすることが大事なんです!

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