【不正取引】初心者でも分かる！フロントランニングってなんだ？

今日は不正取引シリーズ「フロントランニング」について、できるだけ分かり易くご紹介します。

この記事でフロントランニングの認識をし、普段から不正に目を光らせ、悪意あるトレーダーから資産を守りましょう！

フロントランニングとは何か

フロントランニングを理解するのにまず、イメージしてほしいのは「先回り」です。

例えば、あなたが大好きなアイスクリームを買いに行くとしたら、悪意のある人間が、あなたがお店に到着する前に、お店にあるアイスクリームを全部買ってしまうんです。

そして、そのアイスクリームを本来買えたはずの価格よりも少し高くあなたに売りつける。。。

それがフロントランニングのイメージです！

具体的には、金融市場で、ブローカーやディーラーが、彼らのお客さんの注文情報を先に知って、その情報を利用して自分たちが先に取引をする行為のことを指すんだ。

フロントランニングの法的な側面

フロントランニングは、もちろん法律で禁止されている行為です。

なぜなら、フロントランニングは市場の公平性を害し、他の投資家に不利益をもたらすからです。

ただし、規制の進んでいな仮想通貨のDeFi（分散型取引所）では、MEVbotによるフロントランニングが横行しています。

MEVbotについては別の記事で解説する予定です。

フロントランニングが市場に与える影響

フロントランニングが市場に与える影響には、以下のようなものがあります。

市場の公正性と透明性の損ない

フロントランニングは市場の公正性を損ないます。

これは、一部の市場参加者が他の参加者よりも優位な立場にあると感じることで、市場の信頼性を低下させる可能性があります。

価格の歪み

フロントランナーが大きな取引を先行して行うと、その取引の価格に影響を与える可能性があります。

これにより、市場の価格が歪む可能性があります。

市場の流動性の低下

フロントランニングが頻繁に発生すると、投資家は市場から離れる可能性があります。

これは市場の流動性を低下させ、取引がより困難になる可能性があります。

フロントランニングは、多くの市場で不適切とされています。これは市場の公正性、透明性、そして市場の効率性を損なう可能性があるからです。

フロントランニングの見抜き方

フロントランニングを見抜くことは困難です。

特に仮想通貨における、分散型取引所（DEX）でのフロントランニングは回避しようがありませんので、現状ではそのような市場は避ける、もしくはコストとして受け入れる他ありません。

MEVによるフロントランニング（サンドイッチ攻撃）が、分散型取引所（DEX）の発展を妨げているのは、疑う余地がありません。

フロントランニングとブローカー

フロントランニングとブローカーの役割については、ブローカーは本来、投資家の注文を代行する役割を果たすべきだよ。

しかし、その役割を逸脱して、自分たちの利益を優先してしフロントランニングを行うブローカーが存在しているのも事実です。

フロントランニングから資産を守る方法

フロントランニングから資産を守る方法としては、まず、自分が取引をするブローカーをよく調べることが大切だね。

信頼できるブローカーを選ぶことで、フロントランニングのリスクを減らすことができます。

また、分散型取引所（DEX）を使用する場合は、フロントランニングされることを前提にスワップをしたりと配慮が必要です。

まとめ

フロントランニングは、善良なトレーダーの先回りをして取引をする、悪質な取引のことです。

ズルが行われいるマーケットでは誰もトレードしたくないですよね。

残念ながら個人投資家がフロントランニングを回避することは、非常に困難です

特に仮想通貨の世界では日常的に行われていますので、不要な損失を出さない為にも十分な注意を払いましょう！