こんにちは!当ブログのトレーディングコーチを務める「琴乃葉つむぎ」です!
今回は不正取引シリーズ「相場操縦(マーケットマニピュレーション)」についてご紹介します。
相場操縦とは、価格を意図的に操作し利益を得ようとする不正行為のことです!
相場操縦は、証券取引所や規制当局から厳しく監視されています。
知らなかったでは済まされないので、この記事で、何が相場操縦に当たるのか確認しておきましょう!
相場操縦(マーケットマニピュレーション)とは?
相場操縦(market manipulation)とは、一部の人々が、株価やその他の金融商品の価格を不自然な方法で人工的に操作しようとする行為を指します。
相場操縦は、公正で透明な市場を維持するために、ほとんどの国で違法とされています。
これは、一部の人々が市場の価格を不適切に操作して利益を得ることが、他の参加者に不利益をもたらす可能性があるからです。
相場操縦は、「売買による操縦」と「情報による操縦」の2つに分類することができます。
相場操縦の罰則
相場操縦は重大な犯罪であり、その罰則も厳しいです。
金銭的な罰金の他、投資業界からの追放や、場合によっては刑務所に行くこともあります。
相場操縦系手法&アルゴリズムの解説
相場操縦を使ったトレードの手口には様々なものがあります。
今回は、その中でも代表的な相場操縦系アルゴリズムや手口を8つご紹介します。
これらの戦略を取ってしまわないように注意しましょう!
スプーフィング
偽の注文を作成し、市場の他の参加者を欺く行為。
例えば、大量の売り注文を出して価格を下げようと試み、その後注文をキャンセルし実際の買い注文を出すなど。
日本では、見せ玉や見せ板と呼ばれている。
ストロビング
高頻度で注文と取り消しを繰り返し、市場に流動性があるように見せかける戦略。
モメンタム・イグニッション
大量の注文を出して急速な価格変動を引き起こし、他の参加者がその動きに追随するのを誘導する行為。
ストップロス・イグニッション
市場の価格を意図的にストップロスオーダーが発動するレベルまで動かし、その後のロスカットによる価格変動を利用して利益を得る行為。
ゲーミング
取引所の最良気配値を操作し、その取引所の価格を参照している他の市場の価格を操作する戦略。
クオート・スタッフィング
大量の注文と取り消しを行い、売買マッチングシステムやネットワークに負荷をかけて、意図的に他の投資家の注文を遅延させる行為。
ウォッシュ・トレード
売り手と買い手が同じ(または共犯者)トレードのこと。これにより、リスクを負わずに取引量を水増しする事が可能。
まとめ
規制の進んでいない仮想通貨(主に低時価総額トークン)では、相場操縦と思われる取引が、日常的に行われています。
不正取引によって損をしない為にも、どのような値動きが相場操縦の可能性があるのか、普段からしっかりと研究しておきましょう!
自分の戦略が、相場操縦に当てはまらないか確認しましょう!