急変動のパニックを防ぐ「サーキットブレイカー」とは?

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みなさんこんにちは!琴乃葉つむぎと申します。

今日は、市場の混乱を防ぐシステム「サーキットブレイカー」をご紹介したいと思います!

琴乃葉つむぎ

サーキットブレイカーは、価格の急変時に取引システムを一時停止する保護機能のことです!

この記事では、サーキットブレイカーとはなにか、そして発動条件や効果を解説していきます。

また、サーキットブレイカーを使ったトレード案も知ることができるので、参考にしてみてください!

目次

サーキットブレイカーとは?

サーキットブレイカー」とは、金融市場において価格が一定の範囲を超えて急激に変動した場合に、市場の取引を一時的に停止するシステムのことを指します。

これは市場のパニックを防ぐための安全装置の一種で、投資家が冷静になり、情報を吟味する時間を与えます。

サーキットブレイカーは、フラッシュクラッシュの影響を軽減するための一つのツールとなることがあります。

サーキットブレイカーの効果

サーキットブレイカーは金融市場の安定性を保つための重要なツールで、その主な効果は以下のようにまとめられます。

市場のパニックを防ぐ

サーキットブレイカーは、市場が急激に価格を下げる「パニック売り」を防ぐための一時的な「ブレーキ」の役割を果たします。

これにより、投資家は市場の情報を冷静に吟味し、より理性的な取引決定を下す時間を得ることができます。

市場の流動性を保つ

サーキットブレイカーが作動すると、一時的に取引が停止されます。

これにより、市場参加者が市場の状況を再評価し、流動性を提供する意欲を回復する時間を得ることができます。

市場の信頼性を保つ

サーキットブレイカーは市場の過度なボラティリティ(価格変動)を制限することで、市場の機能を保護します。

これにより、投資家は市場が予測不能な価格変動から自分たちの投資を守るための機制を持っていると信じることができ、市場の信頼性が維持されます。

琴乃葉つむぎ

ただし、サーキットブレイカーがすべての混乱を防げるわけではないことには注意してね!

サーキットブレイカーの発動条件

サーキットブレイカーの発動条件は、マーケットによって異なります。

アメリカの株式市場の例

たとえば、アメリカの株式市場では、S&P 500指数が前日の終値から一定の割合(7%、13%、20%の3段階)下落した場合に、それぞれのレベルでサーキットブレイカーが作動し、取引が一時停止されます。

この停止時間は、下落の割合と時間帯により異なります。

また、個々の銘柄についても、価格が短時間で一定の割合変動した場合に、その銘柄の取引が一定時間停止されるルールがあります。

bitFlyer(仮想通貨取引所)の例

bitFlyerのサーキットブレイカー制度では、BTC/JPY-FXの10分前の約定価格を基準価格とし、その価格が上下20%動くと売買が一時停止される、という発動条件が設けられています。

仮想通貨では、価格の急激な変動が多いので、それを抑制することで、市場の安定を図る役割を果たしているんですね。

サーキットブレイカーを応用したトレード戦略

サーキットブレイカーが発動すると取引が一時停止することから、サーキットブレイカーの発動ポイントが底値となる可能性が高いと考えることができます。

この性質を応用し、発動条件となる価格に指値を置くことで、上手くポジションを取ることが出来るかもしれません。

もちろん、停止している間に更なる悪材料などで、取引再開後も暴落するリスク等や確実な戦略ではないことは十分に承知した上でトレードしてくださいね!

まとめ

サーキットブレーカーは、急変時に取引を停止することでパニックを抑えるための仕組みです。

サーキットブレーカー発動の条件は、公表されていますので、上手く活用するようなトレード戦略も考えることができますね!

琴乃葉つむぎ

サーキットブレーカー発動は、良いトレードチャンスとなるかもしれませんが潜むリスクについては良く吟味しましょう!

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