こんにちは!当ブログのトレーディングコーチを務める「琴乃葉つむぎ」です!
今回は、「バンドワゴン効果」について解説します!
急な価格上昇を見て多くの人々が集まり、価格がさらに上昇する現象のことです!
それでは張り切っていこう!
バンドワゴン効果ってなに?
バンドワゴン効果とは、人々が他の人々がやっていることに参加したいという心理的な傾向を指す言葉です。
たくさんの人が何かを支持したり、買ったり、好きだったりすると、自分もそれに乗りたくなるというあの感覚です!
これは、投票行動や消費者行動、社会的なトレンドなど、さまざまなコンテクストで観察される現象です。
当然、金融市場でもバンドワゴン効果はよく見られます。
例えば、ある銘柄の株が上昇していると、それを見た他の投資家もその銘柄を買いたくなり、結果的にその銘柄の価格がさらに上昇するという現象が起こります。
仮想通貨バブルでは、至るところでバンドワゴン効果による上昇が見られました
バンドワゴン効果と上昇トレンドの形成例
例えば、ある企業の株が急激に値上がりし、その上昇トレンドがニュースやSNSなどで広く伝えられたとします。
投資家たちはこの情報を見て、その企業の株がこれからも上昇し続ける可能性が高いと判断するかもしれません。
そして、多くの投資家がその企業の株を購入し始めると、さらにその株の価格は上昇します。
このような現象はバンドワゴン効果の一形態であり、投資家たちが他の人々の行動を見て自分の投資判断を行うという人間の傾向に基づいています。
多くの人々が同じ行動をとることで、その行動は自己実現的な予言となり、株価のトレンドを形成することがあります。
しかし、バンドワゴン効果に乗って投資することはリスクも伴います。
株価が上昇し続けるとは限らず、いつかは反転する可能性が常にあります。
そのため、バンドワゴン効果に影響されずに、自分自身の判断で投資することが重要です。
急上昇に群がるトレーダーを、「イナゴトレーダー」と呼んだりもします!
バンドワゴン効果とFOMO
「FOMO」は”Fear Of Missing Out”の頭文字を取ったもので、「取り残されることへの恐怖」を表す言葉です。
人々が自分が取り残される、または何かを逃すのではないかという感覚に基づいて行動するときに使われます。
バンドワゴン効果とFOMOは密接な関係があります。
バンドワゴン効果は、他の人々が何かをしているため、自分もそれに参加したいという人間の傾向を指します。
一方、FOMOは、他人が経験していることを逃すことへの恐怖感から来る行動を指します。
たとえば、ある特定の株が急上昇しているとき、人々はバンドワゴン効果によりその株に投資したがるかもしれません。
これは、他の人々が成功を収めているのを見て、自分も成功を手に入れたいという願望からくるものです。
同時に、他の人々が利益を得ているのを見て、自分がそのチャンスを逃すことへの恐怖(FOMO)もその行動を後押しします。
自分がそのチャンスを逃すことへの恐怖(FOMO)がバンドワゴン効果を発生させるんですね!
まとめ
バンドワゴン効果は、人間の「上昇トレンドに乗り遅れたくない!」という心理が、価格の更なる上昇を発生させる効果です。
トレードで大事なのは、自己の判断と冷静な分析です!
プロのトレーダーは、バンドワゴン効果に影響されず、自分自身の分析と判断に基づいて投資やトレードを行っている事は知っておきましょう。