運転時間や家事の時間をどうにか上手く活用できないかと思っていた時にAudibleの無料キャンペーンを見つけました。
もともと数年前に加入していたAudibleですが、読んでみたかった書籍が大量にラインナップ増えており、無料期間という事もあり加入してみたんですけど、僕の読書スタイルと合わなくて結局解約してしまいました。
というわけで、今回は僕がAudibleを止めた理由とやはり本が最強というお話をしたいと思います。
結論から言うと、Audible解約の理由は4つです。
- やはり聴くだけでは頭に入らない
- 振り返りしにくい問題
- メモしづらい問題
- 図や表を確認するのが面倒くさい
僕は読書に関して、読書メモの取り方やそのあとのアウトプットルールなど、結構こだわりというか独自ルールがあり、Audibleではそんな僕の読書スタイルとはマッチしなかったんですね。
管理人僕の読書スタイルとは合わなかった…
\ 【無料】30日間体験 /
聴くだけでは頭に入らない
1つ目の理由は、めちゃくちゃシンプルなんですけど、聴くだけじゃ全く頭に入ってこない!という事です。
これの理由について考えていたんですけど、「読む作業」はその瞬間はすごく集中しているんです
それに対して「聴く作業」はどうしても「ながら作業」になりがちです。そもそも僕のAudibleを聴く環境が運転中や家事中などの作業中ですからね。集中できなくて当然です。
つまり、Audibleでしっかりと内容を頭に入れるには「聴くことに集中」しないといけないんですけど、そもそも集中できる状況なら自分で読んだ方が早いんですよね。
アクティブリコールという学習法はご存じですか?「脳は「思い出そうとする瞬間」に記憶が強化される」という脳の性質を利用した学習方法なんですが、つまり何かを覚えたい時は「脳に負担」を掛けないといけないんですね。
実際にAudibleを聴いてみると実感できると思いますが、「聴く作業」というのは「読む作業」よりも脳の負担が圧倒的に少ないです。
つまり、同じインプットでも「ただ聴くだけ」は「ただ読むだけ」よりさらに定着しないということになりますね。
内容を深く理解できないので、後述するアウトプット作業でかなり不利になります。
『ながら聴き』は、僕にとっては結局のところ『インプットごっこ』でしかなかったという事に気づかされましたね…



僕の場合、集中して聴くなら時間があるなら読む方が速い
気になる箇所を振り返るのが面倒
僕の読書の仕方は以下の流れです。
- 読む
- 気になる箇所をチェック(付箋、ハイライト、ドッグイヤー)
- 数日後にチェックした所を振り返る
- 自分の言葉でアウトプットする
Audibleではその中の「振り返る作業」が致命的!
一応クリップという機能があって、振り返る事はできるんですけど、文字と違ってコンテキストを瞬時に把握しにくく、1度聴き直しただけでは「なぜ自分はその箇所をチェックしたのか」を思い出すのが非常に難しいんですよね(僕の場合)
本ならパッと開いて前後のページをぺらぺらめくるだけでその章の内容を一瞬で思い出せるんですけど、Audible(というか音声メディア全般)ではシークバーをチマチマいじる必要があり、非常に面倒!
また、読書中に少し前のページに戻ってみたり、ちょっと先を見てみたりするのは容易ですが、Audibleでは困難です。
振り返りの快適さは、「紙の本>>電子書籍>>>>>>Audible」なイメージです。
これが2つ目の理由です。というかこれが一番大きい理由かも。
メモを取りづらい
読書中になにか閃いてメモを取ることがあると思うんですけど、紙の本の場合だと本文とメモを交互に見ながら書くことができるんですけど、Audibleではそれができません。
Audibleのクリップにはメモを付けることができるんですけど、一時停止→入力のリズムが非常に悪く、そもそもながら聴きが前提になっているので、歩行・運転など手が塞がっていることが圧倒的に多くメモを取ること自体が困難。だったら集中して聴けよ!ってなっても前述したように集中できるなら本で読んだ方が早い。
クリップだけして後でメモを取るのも良いですが、理由2で説明したように振り返り作業がだるい!だから 何か思いついても結局メモを取らず聴き流してしまうんですよね。
内容とは関係のない「突発的な閃き」は、後で思い出すことはほぼ不可能なので、その時にメモを取ることが重要です。
そんなこんなでAudibleと書籍の読書体験の差には越えられない壁があります。
参考図や表を確認するのが絶望的に面倒くさい
図や表がある作品では、いちいち画面操作をして添付資料を探さなくてはいけません。これが絶望的に面倒で、ながら作業中ということもあって絶対に確認しないまま先に進みます。その結果、頭に内容が入ってこないループに入るんですよね。
紙の本や書籍なら、何度も図に戻ったりしながらしっかり理解しながら読み進めることができるけど、Audibleだと図を飛ばしがちで、よくわからないまま進んでいくことが多いです。
それでもAudibleが向いている人・シーン
ここまで、批判してきましたがAudibleの方がいいタイプの書籍や、Audibleが向いているだろうなって人もいると思います。例えば以下に当てはまる方にはAudibleがばっちりハマるかもしれません!
- メモが不要な人
- 小説を多く読む人
- 大量の聴き流し自体が目的
- 目が疲れている人、視覚に障害がある人
- すでに読んだ本の復習として聴く
「知識目的なら本(紙/Kindle)、娯楽ならAudible」みたいな 使い分けルールを決めるといいかもしれませんね!
僕には不要だっただけであり、Audible自体はとても良いサービスではありますので、上記に当てはまる人は無料キャンペーンを上手く活用してみてください!
\ 【無料】30日間体験 /
まとめ:知識を得るための読書なら、やはり本(紙・電子)が最強
Audibleは以下のような理由から、自分の読書スタイルには合わず解約する運びとなりました。
- 集中できていないから内容が頭に入ってこない
- 振り返りがしにくい
- 読書メモが取りづらい
- 図を見るのが面倒
Audibleの用途が「ながら聴き」になってしまうことが多く、そんな状態では「インプット→振り返り→考える→アウトプット」という基本サイクルが非常に回しにくいんですよね…
結局、読書で知識を吸収しようと思っているなら集中しろってことですね。
ながら作業でついでにインプットしてやろうなどと考えたらダメなんですよ。人間の脳はマルチタスクが苦手だってことは最近になって分かってきていますし、やはりシングルタスクで集中して取り組んだ方がいいんですよね。(だから運転や家事に集中することにしました笑)
その点で本(特に紙の本)は、没入感が高く、集中して効率よく知識を得ることができます。
というわけで、やっぱり本しか勝たん。



個人的にはAudibleよりKindleがおすすめ!








