コインチェックIEO「ブリリアンクリプト(BRIL)」は参加すべきか!?【徹底考察】

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この記事の要点
  • 記載通りなら当日は売り物が少ないため、初値での公募価格割れは考えにくい
  • 調達額が15億と過去のIEOより多いのはネガティブポイント
  • 1口確定当選なので当選確率は小口が有利

コインチェックで仮想通貨ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO募集が5月27日より開始されました。

コインチェックのIEOは過去2回とも大盛り上がりし、非常に期待値の高い仮想通貨イベントとなります。

管理人

IEOの中でもコインチェックのIEOはとくに熱いイベントです!

もちろん僕は全力応募なんですが、思考停止するのもトレーダーとしてどうかと思うので色々調べておきたいと思います。

ということで、この記事ではIEOの詳細情報をまとめつつ、参加すべきなのか上場時の立ち回りをどうするか等の戦略を練っていきます。また、最新情報などもこのページで随時更新していきます。

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なにか間違いや見当違いな事を言っていたら直ちに修正しますのでご指摘ください!

※この記事は投資助言を目的とするものではなく、あくまでも当ブログ管理人の考えを記したものです。IEO参加は自己責任でお願いします。

目次

IEOとは

IEO(Initial Exchange Offering)は仮想通貨取引所(CEX)が仲介して行われるWEB3プロジェクト等の資金調達方法のことです。

投資家はWEB3プロジェクトに投資する代わりにそのプロジェクトのトークン(仮想通貨)を貰う事ができます。

トークンの割り当ては抽選が多いですが、非常に勝率が高く人気のイベントとなります。

ちなみに分散型取引所(DEX)で行われる場合はIDOといいます。

管理人

IEOは株式で言うところのIPOに近いです。

BRIL(ブリリアンクリプトトークン)とは

BRIL

まずは、今回のIEOであるBRIL(ブリリアンクリプトトークン)について調べてみます。

Brilliantcryptoのホワイトペーパーを読む

BRILトークンは株式会社Brilliantcryptoが運営するブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto」のゲーム内通貨です

株式会社Brilliantcryptoはモバイルゲーム「白猫プロジェクト」などで有名な株式会社コロプラの子会社です。

以下は「Brilliantcrypto」のホワイトペーパーです。

Whitepaper|Brilliantcrypto
Whitepaper|Brilliantcrypto Proof of Gaming | デジタル世界に通貨が誕生し、人類の常識を変えた次は、バーチャル世界で価値をもつ本物の宝石が生まれる

ざっと気になる点をまとめまてみます。

ゲーム部分

BCG「Brilliantcrypto」のPV動画です。国内ユーザーだけではなく海外ユーザーの獲得も狙っているような印象です。

  • 「Proof of Gaming」という新しいモデルを導入した、持続可能なPlay to Earnを目指したBCG
  • デジタル宝石(NFT)を掘るマイニングゲーム
  • BRILはpolygonチェーンにてデプロイ(ERC20)
  • ゲーム内のアイテムはNFTにして提携しているメタバースへ持ち込める
  • 宝石の価値は「Proof of Gaming」= 人々がゲームをすることで価値を保つ
  • マイニングをするには「つるはし(NFT)」が必要
  • つるはしを持つと鉱山を取得できる


  • 地域という概念があり、鉱山の数や惚れる回数宝石の種類が異なる
  • つるはしを貸し出すことができ、採掘者は報酬として「BRILトークン」を受け取り、採掘された宝石はつるはしの貸主のものになるスカラーシステム(労働者と資本家の関係が成立)
  • 選択した国の取引所でBRILの取り扱いが始まるまではゲーム内にBRILは登場しない
  • BRILは「つるはしのレベルアップ」「つるはしの耐久値回復」「宝石の購入」「つるはしの購入」に使用できる
  • BRILの取り扱いが開始するまでMATICにも同じユーティリティがある
  • BRILのMATICは「宝石の購入」「つるはしの購入」しかできなくなる
  • つるはしにはステータスがあり、地域ごとに販売数が決まっている
  • 宝石の評価は3段階ある品質と大きさによって決まる
  • BRILの発行上限は10億トークン
  • ロードマップは以下の通り

文字通り「宝石を掘る」ゲームのようです。回数制限のあるツルハシ(NFT)を使い鉱山で採掘をすることで、デジタル宝石(NFT)の入手を目指します。

宝石は価値維持のために色々な施策を行うみたいですね。

また、つるはしのプレセール(INO)も行われるようですが、NFTは僕のトレードスタイルではないのでこの記事では深堀しません。

トケノミクス資料

BRILのトークントケノミクスに関する資料です。発行上限である10億BRILの割り当は以下のようになっています。

チームへの割り当てが3%と控えめなのが好印象ですね。ちなみに前回IEOのFNCTのチーム割り当ては25%でした。

次はトークンの配布スケジュールです。

細かい配布スケジュールは分かりませんが記載通りならIEO当日は最大でも8.56%でその内IEOによる配布が7%なので、売り物はIEO分が8割以上を占めます。

チームやVCの余計な売り圧がない為、初値ではIEO当選者は損失を出す可能性は低そうです。

「IEO当選者の売り圧 > セカンダリーでのトークン購入者」とならない限り原価割れはしそうにないのですが、せっかくIEO当選したのに買値以下で売る人なんてほぼいないでしょう。

IEOの概要

今回のBRILトークンのIEOの詳細を確認しておきましょう

トークン販売の概要

  • 総発行数10億毎のうち7.0%にあたる7000万枚が販売される
  • 販売価格は21.6円で資金調達額は15.12億円
  • 5/27より申し込み開始し6/10が締め切り
  • 申し込みは1口あたり256BRIL(5400円)
  • 申し込み上限は1アカウントあたり2000口(1080万円)
  • 販売口数の総数は280,000口
  • 販売手数料8%
  • 申込⾦額と⼿数料(8%)の合計⾦額を支払う
  • 抽選結果発表は6/11~6/12

販売総額は15億円となっており過去IEOの中で最高額ですので結構強気な印象を持ちました。また、販売手数等も8%と結構高め

以下は過去のIEOとの比較ですので参考にしましょう。

販売方法

上場時の取引に関するルールも確認しておきます。(※販売所の概要は割愛します。)

  • 6/17上場
  • オーダーブック形式(板取引)で取引される
  • 午前11:30から30分間の注文受付がはじまり、12:00に板寄せ(取引開始)
  • 指値手数料(Maker) 0.050 %
  • 成行手数料(Taker) 0.100 %
  • 条件を満たすとサーキットブレーカーが発動する(ストップ高&ストップ安)

取引手数料に関しては今までは無料だったので改悪ですね。

板寄せとサーキットブレーカーの詳細は戦略を立てる上で非常に重要なので後で深堀します。

その他の情報

マーケットメイカーが存在するそうですが、その流動性に使用されるのはマーケティング(総供給の20%)割り当てからのようです。

また、申し込み後はキャンセルや変更が不可なので注意が必要です。

1口確定当選について

今回のIEOから全ての参加者に1口(5400円)以上が必ず当選するようになったようです。

抽選方法としては、まずは申込者全員に1口を割り当て残った口数を通常通り抽選するみたいですね。

販売口数の総数が28万口なので、28万人が申し込みすれば一人ありの当選数は1口分となります。もし28万人を超えた場合は1一人当たりの最大割り当てを1口として抽選されます。

大口にとっては割り当てが減る要因ですが小口トレーダーにとってはかなりありがたい仕様なのではないでしょうか。

また、トークン保有者が分散されるので大ロットによる売り崩しや見せ板による価格操作もしにくくなりますので、トークン価格の観点で見ればプラス要因だと思われます。

Q&A

IEO申し込み後の口数変更はできないので、投資予定の金額は一括で入れておく必要があることに注意してください。

また、当然ですが抽選発表までは資金がロックされますので円安進行による為替変動リスクがあります。

ブリリアンクリプトトークン(BRIL)IEOには参加すべきか?

さて、ここからが本題です。

ここまでの情報を確認しつつ「ブリリアンクリプトトークン(BRIL)IEOには参加すべきか」検討してきます。

売り圧が少ないので初値で原価割れは考えにくい

トケノミクスのところで確認したように、ホワイトペーパーの記載通りなら当日はIEO参加者の売り圧以外大きな売り物は存在しません。

IEO当選者は買い値より高く売りたいという心理が働くので、原価以下での売り注文が出る事は考えにくい。

また、1口確定当選によってトークンはある程度ばらけるので、大口による大ロット売りは普通のIEOより少なからず減ります。

極端な話し買い板の上限は無限ですが、売り板はほぼIEO配布しかない有限なので「IEO参加者がバカみたいな売り板」を出さないかぎり、初値で原価割れすることはないように思います。

よって「上場寄付きの初値付近で売却する」という戦略をとる場合は、非常に高い勝率になると予想します。

もちろん「保有して高値を目指す」場合はまた話が変わってきますが。

パニック売りには注意

また、これはあくまでも初値(寄り付き価格)の話しなので、その後のセカンダリーの買いが想定より少ない場合のIEO当選者によるパニック売りには十分に注意したいところ。

期待が高まっている分、失望売りが発生した場合は急落とする可能性が高いです。

やや長めの時間軸で持つ場合には別のリスクがある事を認識しておきましょう。

1口は応募するのが良い?

前述した理由から確定当選の枠である1口は応募してもいいのかなと思います。

「上場寄付きの初値付近で売却する」戦略を取った場合、リスクは少ないですし

というのも1口応募にかかる費用は5400円ですが、「上場寄付きの初値付近で売却する」戦略を取ったリスクは少ないですし、仮に長期保有する場合でもトークン価格が半額になったとしても-2700円と金額的には大きなリスクはありません。

逆にこれまでのIEOのように初値3倍などが付けば開始早々+10000円以上となります。IEOすべてに言えますがリスクリワードが非常に良いんですよね。

(もちろん投資助言ではありませんので、最終判断はご自身でしてくださいね)

参考までに、1口投資した時の期待利益を価格別に表にしてみました。

ご自身の取れるリスクと照らし合わせるなど、投資判断の材料にしてください。

投資金(手数料込み)価格倍率トークン価格利益
5,832円0.5倍(-50%)10.8円-3,132円
5,832円0.8倍17.28円-1,512円
5,832円1.5倍32.4円+2,268円
5,832円2倍43.2円+4,968円
5,832円3倍64.8円+10,368円
5,832円5倍108円+21,168円
5,832円10倍216円+48,168円

追記1

IEO開始から調達目標金額達成までわずか13分!

驚くことにIEOが開始されてわずか13分で15億1200万円が集まりました!

途中IEO申し込みページがサーバーダウンしてしまったようですが、それが無ければもっと早かった可能性もあります。

過去のIEOと比較してPLTは9.3億を6分で達成ですが、15.1億をサーバーダウン込みで13分ならPLTと同等かそれ以上ということになるでしょうか。

当選確率を予想する

参考までにPLTの倍率24.1倍で当選確率は約4.1%です。そして今回は1口が確定当選(28万口座以下なら)なので、1口だけなら当選確率は100%となります。

ただ、この確定当選の影響で2口以上の当選はやや確率が低くなるのかなと考えます。つまり小口有利という事ですね。

第1段IEOであるPLTの販売実績をみると申し込み口座数は「63,853口座」となっていました。

2口目以降の当選確率は、販売口数の総数280,000口からこの1口確定当選枠を引いた残りから抽選がおこなわれますので申し込み倍率で単純に計算する当選確率よりも低くなります。

ということで、仮に今回70000口座が申し込んだ場合の当選確率を総申し込み金額別に表にしてみました

実質倍率は、総申込金額 / ((280000-70000)*5400円)で計算しました。間違っていたらごめんなさい。

総申込金額総申し込み口数
(1口5400円)
申込み倍率実質倍率当選確率満額時の期待
当選数(+1口)
満額時の
当選金額
50億925926口3.31倍4.41倍22.7%455口¥2,454,840
100億1851852口6.61倍8.82倍11.3%228口¥1,230,120
150億2777778口9.92倍13.23倍7.6%152口¥821,880
200億(FNCT)3703704口13.23倍17.64倍5.7%114口¥617,760
224億(PLT)4148148口14.81倍19.75倍5.1%102口¥552,150
250億4629630口16.53倍22.05倍4.5%92口¥495,288
300億5555556口19.84倍26.46倍3.8%77口¥413,640

過去のIEOのPLTやFNCTと比べて調達額が大きいので倍率は少し低めになりました。

個人的には200億でFNCTくらいの応募はあるんじゃないかな?と思っています。その場だと当選確率は5.7%。

うーん、もっと厳しい当選確率になるような気もしますね。計算間違えている可能性もありますが。。。(たとえ間違えてたとしても、こうやって計算してみるのは大事な事だと思っています!

この表はあくまでも仮定の上での数字ですが何かの参考になるのではないでしょうか?IEO参加の目安にしてみてください。

結論・まとめ

とりあえず僕は全力参加する

さて、記事内で紹介したように当日の流通量が少ないという理由で僕はIEOは全力参加します。

「上場寄付きの初値付近で売却」すれば基本的には損を出すことはないと思いますが、ゲーム内トークン排出量が初年度0.05%と異常に少ないことからゲーム開始後のツルハシ強化需要でトークン価格は上昇しやすい状態になるので板の様子や買い圧の勢いを見て上値を狙えそうならセカンダリーで買い増しする事も検討しています。

また、セカンダリーでの立ち回りはサーキットブレーカーや板の様子をみてある程度は当日に臨機応変に対応しなくちゃいけないでしょう。

そのあたりの考えもIEO当日までに追記しておきたいと思います。

とりあえず僕の最初の1手としては申し込み締め切りまでに忘れずに応募完了させることですかね

追記:応募完了しました

自分の許容リスクの範囲内で申し込めるだけ申し込みました。抽選結果は6/10~6/12の間で行われるようです。

当日の戦略を考えつつ上場日を待ちたいと思います。

追記:申し込み金額333億円!申し込み口座数7.94万達成!

6/11抽選結果が発表されました。僕の抽選結果34口で当選確率は3.5%ほどでしょうか。

申し込み金額はなんと333億円で過去最高!シミュレーションでは300億円までの計算しかしていなかったので驚きです。

これは当日も盛り上がりそうですね!

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