こんにちは!仮想通貨のシステムトレードで専業トレーダーを目指すブログ「トレーダーズハイ(@Traders_High_)」です。
トレーダーにとってマウス、モニターに並ぶ最も使用頻度の高いデバイスの一つが「キーボード」です。
これは持論ですが「使用頻度の高い物は良い物を使うべき」です。
実際に安価なキーボードは押しにくかったり壊れたりでストレスがマッハです。
軽視されがちなキーボードも実はトレーダーにとって重要なデバイスの一つです!
という訳で今回は「トレーダーにとって最適なキーボード」を考察し、おすすめのキーボードをご紹介したいと思います。
トレーダーにもっともオススメなのは正確性・静穏性・耐久性の点から金融の現場でも多く採用されている「静電容量無接点方式」のキーボードです!
中でも東プレのREALFORCE R3は必要なスペックを全て満たしたハイエンドキーボードです。
キーボードにこだわりたいトレーダーにおすすめです!
もっと自分でこだわって選びたかったり、他の選択肢を知りたい方はこの記事を読み進めましょう!
キーボードの種類・スペック
この章ではキーボードを選ぶ際に注目すべきスペック項目を紹介します。
接続方式
接続方式は大きく無線と有線に分けられます。
Bluetoothなどのワイヤレス技術を使用する無線方式はデスクがスッキリしますが、バッテリー管理や接続の安定性、価格などを犠牲にしており、逆に言うと有線接続はコードさえ気にならなければデメリットはないと言えます。
ただ最近のBluetoothは非常に安定しており、遅延もかなり少なくなってきています。
また、有線と無線を切り替えれるハイブリッドな機種も存在します。
キー構造
キーボードのキー構造は実は4種類あります。
- メンブレン
- パンタグラフ
- メカニカル
- 静電容量無接点方式
それぞれ簡単に解説します。
コスパ最強「メンブレン式」
キースイッチが独立しておらず、シリコンのラバードーム型のバネが付いた1枚のシートですべてのキーがつながっているのがメンブレン式の特徴
構造がシンプルで製造コストが非常に安価なため、コストパフォーマンスに優れる。
キーはやや重く、ポコポコとした打鍵感だが静穏性には優れる。耐久性に不安が残るのがデメリット
薄型な優等生「パンタグラフ式」
正確にはメンブレン式の一種だが、キーの一つ一つにパンタグラフというX型の4点支持が付いているためキーは軽く、キーの端を押しても反応する。
薄型にすることが可能なのでノートPCでは多く採用されており、非常に人気のあるタイプ。
ただメンブレン式にも言えるが、耐久性が低くキーが一つ壊れるとキーボード本体を交換する必要があるので、飲み物のこぼしには注意が必要です。
圧倒的打鍵感と耐久性「メカニカル式」
各キーが独立しており、押したときのカチッとした打鍵感が爽快。
キー一つ一つに軸パーツがついており、茶軸、赤軸、青軸などの種類があり色によって打鍵感や静穏性が変わってくる。
各キーが独立している為メンテナンスがし易く修理が容易、耐久性にも優れる。普通に使うだけなら10年以上愛用することも可能です。
また、カスタマイズ性も高いため結構奥が深い。
最強スペック「静電容量無接点方式」
物理的な接点を必要とせず押下時に電極が一定レベルに近づくと接続される無接点方式が採用されている。
キーを最後まで押し込む必要がないのでキーは非常に軽く静穏、摩耗も少ないため耐久性も高い。
二重に入力されるチャタリングという現象が発生しないため信頼性に優れ、入力ミスの許されない金融機関などで採用されることが多い。
配列
キーボードの配列は「日本語配列(JIS)」と「英語配列(US)」の2種類に大きく分けられ、エンターキーの形や、変換の有無、記号の場所が違っていて使用感は大きく異なります。
日本語を打つ機会が多い日本人に馴染みやすいのはJISですが、キーの配置が合理的なのでプログラミングをしているとUSの方が使いやすいなーと思いました。
キーの数も製品によって様々で、矢印キー等がないコンパクトな「86キー」やテンキーなどが付いたフルサイズの「109キー」などがあります。
テンキー
テンキーは大きめのキーボードの右側に付いている数字入力用のキーです。
テンキーレスの製品は数字入力用のキーがなく、その分省スペース化できるのがメリットと言えますが数字を入力する効率が少し低下します。
また、テンキーのみの商品もあるのでキーボードと切り離して考えるのも良いですね。
機能性
以下のような機能を搭載したキーボードもあります。
- マクロ機能
- ホットキー
- タッチパッド付き
- 防水
- マルチペアリング
- トラックボール付き
- 専用ソフト
ゲーミングキーボードは多機能なものが多い印象です。
形状・ギミック
スマホを立てるスタンドがついていたり、折り畳み式だったりといろんな製品があります。
また、ゲーミングキーボードと言われるジャンルでは、バックライトが付いている事が多くカラフルに発色したりします。
エルゴノミクス形状の特殊な形をしたキーボードもあります。
電源
有線接続は電源不要ですが、無線は当然電源の確保が必要になります。
乾電池式や、バッテリー充電タイプなどがあります。
トレードに最適なキーボードの選び方
最適なキーボード選びはそのトレーダーの環境や予算、何を重視するかで変わってきますが以下の点を意識して選ぶと理想的なキーボードに近づくと思います。
用途の確認
まずは用途の確認をしておきましょう。
ぶっちゃけ打鍵感や信頼性を求めるかプログラミングやゲームをする予定がないなら、キーボードは安価なもので良いと思いますので、自分の使用用途再確認してからキーボード選びを始めましょう。
こんな事を言ったらこの記事の存在意義が薄れてしまうのですが、多少のストレスは我慢出来て特にこだわりがないなら値段とデザインで選ぶのも全然アリだと思います。
予算でキータイプを決める
予算は何よりも大事でしょう。以下の表を参考にまずはキータイプを選びましょう
キータイプ | 価格 |
メンブレン式 | 2000円~ |
パンタグラフ式 | 3000円~ |
メカニカル式 | 4000円~ |
静電容量無接点方式 | 30000円~ |
とにかくお金をかけたくない方はメンブレン式一択です。
ただし、すぐ壊れたりキーが重くストレスを感じてしまうのは我慢するしかありません。
予算を考えないのであれば金融業界でも採用されている「静電容量無接点方式」が最適な選択となります。
とはいえ普通の人にとっては高すぎるので、個人的には耐久性や打鍵感を重視するメカニカルキーボードがおすすめです。
薄くてスタイリッシュなデザインが良い場合はパンタグラフ式がおすすめでしょうか。
お金を掛けたくない! → メンブレン
薄くてオシャレなものがいい! → パンタグラフ
とにかく良いものが欲しい! → 静電容量無接点方
カスタマイズ性、耐久性、打鍵感にこだわりたい! → メカニカル
メカニカル式は打鍵感と静穏性で軸を決める
打鍵感はどうでも良さそうですが、一度メカニカル式の気持ちよさを味わうともう後戻りできません。
そして、メカニカルキーボードにはキースイッチの中に「軸」と呼ばれるパーツがあり、軸には「赤軸」「茶軸」「青軸」など色で表現されており種類によって打鍵感や静穏性が変わってきます。
自分がキーボードに求めるものと下の表を考慮して選びましょう。
軸 | 打鍵感(クリック感) | 静穏性 | 特徴 |
赤軸 | 軽く打鍵感は薄い | とても静か | 軽さと静穏重視 |
茶軸 | そこそこの打鍵感がある | 赤軸ほどではないが静か | 赤軸と青軸の間の性能 |
青軸 | カチッとした強い打鍵感 | カチャカチャうるさい | 爽快感がある |
はじめてメカニカルキーボードを導入する方はバランスの良い茶軸がもっともオススメです。
家電量販店やドン・キホーテに行って実際に触って比べてみましょう!
僕は打鍵の気持ちよさを求めて青軸を愛用していますがカチカチと結構うるさいです。
テンキーは必須!
トレーダーは数字を入力する事が圧倒的に多く、ミスが起きやすいのも数字入力です。
「0」を一つ多く打ってしまっただけで大きな損失を出してしまう世界なので個人的にはテンキーは必須です。
テンキーレスを選ぶ場合は、テンキーを単体で購入する事も検討しましょう。
テンキー単体でもたくさんの製品があるので、あえてキーボードはテンキーレスにしてテンキーは別途購入するというのも一つの案ですね。
僕もキーボードはテンキーレスで、テンキーは別で用意したものを使っています。
キー配列・キー数を決める
テンキーの有無が決まればキーの数も自然と決まりますので、PCデスクのスペースなどと相談しながら適切なサイズを選びます。
キー配列は特にこだわりが無ければJIS配列を選んでおくのが無難です。
僕はUS配列を長らく使用していたのですが、やはり日本語を打つ際に英字とひらがなの切り替えなどが不便でした。
ワイヤレスか有線か選ぶ
ここまでスペックを絞ったら無線接続か有線接続か決めます。
いざという時に電池が切れたり、接続が安定しない可能性を考えるとできるなら有線接続を選ぶべきだと思います。
可能性は低いですが、異常事態にキーボードの電池が切れて操作できないってなったら困りますよね。
ということで、短期よりのトレーダーなら特にこだわりが無ければ有線のキーボードをお勧めします。
ワイヤレスの人も予備として安い有線のキーボードやマウスを持っておくと非常事態に対応できるのでおすすめです。
僕はワイヤレスキーボードも持っていますが結局は有線に落ち着きました。
機能性はおまけ程度で考える
防水性やマクロ機能など機能のついたキーボードがありますがそれ目当てで選ぶのではなく、まずはここまでで紹介したスペックを決めましょう。
外で使わない限り防塵・防水性はコーヒーこぼしにさえ気を付ければ必要ないですし、マクロ機能はゲームでもしない限り使いません。
はじめから特定の機能に絞って選んでいたら選択肢が極端に少なくなってしまうので、ついてたらラッキーくらいに思いましょう。
ただ、「マルチペアリング対応でデバイス切り替えスイッチがあるものが欲しい」などの明確な理由があるならまずはその機能が付いているキーボードを探してください。
おすすめのキーボード
自分に合ったキーボードのスペックが決まったら早速条件の合ったキーボードを探しましょう!
今回は特徴別にオススメのキーボードをいくつかご紹介していきたいと思います。
コスパ重視
コスパ重視のメンブレンならエレコムのキーボードがおすすめです。
低価格ながらワイヤレス接続が可能でテンキー付のフルサイズキーボードです。
携帯性&デザイン性
ロジクールのK380BKは軽量&薄型で携帯性が高く、ワイヤレス接続とマルチデバイスに対応した多機能キーボードです。
カラーバリエーションも豊富でおしゃれな感じが良いですね。テンキーレスな点には注意です。
メカニカル入門
カチッとした打鍵感が気持ちいい高品質な青軸のメカニカルキーボード。安定した品質のロジクール製はメカニカルの入門としては最適です。こちらもテンキーレス仕様です。
コンパクト静電容量無接点方式
HHKBは「プログラマーが理想とするキー配列のキーボード」をつきつめ、無駄を徹底排除した独自のキー配列をした静電容量無接点方式のコンパクトなキーボードです。
無刻印モデルがありデザインもかなりかっこいいです。
また、最上位モデルではBluetooth接続とUSB接続にも対応しており最強のキーボードと名高いです。
耐久性も高く、長く付き合えるのでハイエンドキーボードを使ってみたい方は是非HHKBを試してみましょう!
多機能静電容量無接点
打ち込み時の信頼性が高く、多機能な静電容量無接点キーボードでおすすめしたいのは東プレのREALFORCEシリーズです。
「APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)」というキーのストロークを変更できる機能により、キースイッチの反応速度を調整できます。
それに加えキーの重さを30g、45g、変荷重モデルから選ぶことができ自分に最適なキースイッチに設定する事ができます。
また、高い静穏性と耐久性、無線接続やマルチペアリングにも対応しているので死角のない多機能キーボードと言えます。